EmacsでのGauche環境設定(Emacs for Gauche for Scheme for SICP)
つよいぷろぐらまーになりたい...!
SICPという本があってこれをやると「つよいぷろぐらまー」になれるらしい...しかもソースコードはSchemeっていう関数言語らしい...←つよそう(小並感)
ということで「よし!SICPやりまくろう!」と私は思いました.
しかし,環境設定でやるべきことが多かったので今後躓く人が減るようにと記事にしました.
SICPへの遠い道程
SICPをやるためにはSchemeをやる必要が...
SICPは一応MITのプログラミング初心者が受ける授業に合わせて作られた教科書なのですが,流石にソースコードが読めないと困るしそもそも実行できる環境を作ろうということで...
Schemeのお勉強
を始めようと思いました.Schemeをやるための処理系をキミに決めた!
そこでいろいろ探したところRacketというものとGaucheというものが選択肢に上がってきました.
私は
という理由からGaucheに決定しました.
Gaucheのインストールの仕方
$ brew install gauche
でGaucheをインストールすることに成功します. こうするとterminal上で
$ gosh
と打てばGaucheが立ち上がります.そしてSchemeのコードを打てるようになります.
Gaucheの作者の陰謀
上に書いたGauche本でEmacsで設定しろと言われたので私は宗教戦争に参加することを余儀なくされなくなくEmacsをインストールすることに
$ brew install emacs --with-cocoa
でEmacsをインストールしました
ちなみに
ここからMacのapplicationとしてもダウンロード可能です
Emacsの基本的な操作
Emacsの設定がよくわからないのでググったり本を買ったりしたところ
$ emacs [ファイル名] -nw
で開くとterminal上で開くことが出来ます.("-nw"を抜けば普通に別ウィンドウでGUIのやつが開きます)
Emacsの崇高な思想
Emacsさんはあらゆる機能をEmacs LispというLispの方言で追加することができます(かっこいい).
本で書かれていた基本的な設定としては
$ emacs -nw ./.emacs.d/init.el
でファイルを.emacs.d内に作ってこの中に
(modify-coding-system-alist 'process' "gosh" '(utf-8 . utf-8)) (setq scheme-program-name "gosh -i") (autoload 'scheme-mode "cmuscheme" "Major mode for Scheme." t) (autoload 'run-scheme "cmuscheme" "Run an inferior Scheme process." t) (defun scheme-other-window () "Run scheme on other window" (interactive) (switch-to-buffer-other-window (get-buffer-create "*scheme*")) (run-scheme scheme-program-name)) (define-key global-map "\C-cs" 'scheme-other-window)
と書いてください. こうするとUnicodeを読み込んでくれて日本語入力がしやすくなります(Gaucheの強みの一つはUnicodeらしいです).
更にEmacs上で
C-c s
と打つとなんということでしょう.
Emacsの画面が割れSchemeが打てるようになっているではありませんか...
神よ...いやEmacs様よ...
今後の抱負
これでセットアップは終了です.ガンガンコードを書いていきたいと思います卍.
Emacsについて
Racketの方がいいと思った人
は
こちらを参考にするといいと思います.
この記事で出てきた本
計算機プログラムの構造と解釈第2版 [ ハロルド・エーベルソン ] 価格:4,968円 |
【中古】 プログラミングGauche /Kahuaプロジェクト【著】,川合史朗【監修】 【中古】afb 価格:3,025円 |
(ちなみにプログラミングGaucheは書籍絶版なのでOreillyのHPからPDFで買いました.