"Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System"を読んだ
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Title
Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System
推測できること
BitcoinというのはP2Pの金融システムだということが推測できる
Abstract
アブストのアブスト
金融機関を経由せずにオンラインでの支払いが可能である
二重支払い問題に対してP2Pネットワークを使っている
ハッシュを使って,proof-of-workをしないとレコードを変更できない時間を記録した取引のネットワークを使う
推測できること
ハッシュ関数を使うことで一意な値を作ってそれによって,取引の変更の履歴を作っているのかな
結論
デジタル署名だけでなく,proof-of-workを使ったP2Pネットワークにより公開取引歴を変更することが困難にすることにより二重支払いを防いでいる
結局どんな論文だったのか
何についての論文か
電子取引において,取引の安全を保つような分散的なシステムに関する論文
先行研究と比べた強み
- 取引の履歴を改ざんするために必要な計算資源を増やした
- 同時に新たなにbitcoinを得るためにも計算資源が必要にした
- これによって,改ざんするなら新たにbitcoinを発掘するというincentiveを改ざん者に与え,彼らを生態系に取り込んだ
技術や手法のキモはどこか
Proof-of-Workを使い,取引を正しいと確認するために計算をする必要を作った
そのため,IPアドレスではなくCPU(現在ではGPUがメイン?)による正しさの検証をすることで安全性を高めた
どうやって有効と示したのか
ポワソン分布を使って,計算することで示した
議論はあるのか
量子コンピュータが登場しても安全性が担保されるのかどうか
わからなかった点
- double spending
- 参照:https://jpbitcoin.com/about/term/double_spend
- すでに使用したコインを再び使うこと
- escrow
- 参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC
- 信頼のできる第三者を置いて商取引をすること
- mint
- double speningを防ぐために全ての取引をチェックするもの
- 中央集権的にしないためには公開鍵が必要
- nonce
- 参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%82%B9
- 使い捨てのランダムな値
- Merkle tree
- 参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E6%9C%A8
- 葉がデータ,ノードがハッシュ値であるような二分木
- hash cash
- 参照:https://en.wikipedia.org/wiki/Hashcash
- 元々はスパムメールなどを防ぐために使われていた
- メールを送る側が計算をする必要がある
次に読むべき論文は
proof-of-workに関する論文