Neunomizuの日記

俺だけが俺だけじゃない

Ubuntu環境について表示する方法

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環境を確認する方法

以下のコマンドを打つと自分の環境をTerminal上で確認できます

$ cat /etc/os-release
NAME="Ubuntu"
VERSION="18.04.3 LTS (Bionic Beaver)"
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
PRETTY_NAME="Ubuntu 18.04.3 LTS"
VERSION_ID="18.04"
HOME_URL="https://www.ubuntu.com/"
SUPPORT_URL="https://help.ubuntu.com/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
PRIVACY_POLICY_URL="https://www.ubuntu.com/legal/terms-and-policies/privacy-policy"
VERSION_CODENAME=bionic
UBUNTU_CODENAME=bionic

また,結果をコピーしたいときもあると思います.そのときはxselコマンドを使います

そのため,まずはxselをインストールします

sudo apt install -y xsel 

-yオプションは問い合わせを全てyesで回答するということです

そして,次のようにコマンドを打つと自分の環境に関してコピーができます

cat /etc/os-release | xsel --clipboard --input

参照

OS自作入門に入門した

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OS自作のような問題は楽しくかっこよくセクシーであるべきだ

今学期,OSの授業が始まりました

ハードウェアとソフトウェアの接点であるOSのことを,なかなか面白そうだな,と前々から思っていたので今回は勉強がてら自作を始めてみようと思います

そこで読もうと決めたのがOS自作入門なのですが,この本はWindowsで開発することがデフォになっています

環境構築をする必要があると思います.だからこそ環境構築をする必要があると思っています

環境構築

まずは自分の環境に関して

$ cat /etc/os-release
NAME="Ubuntu"
VERSION="18.04.3 LTS (Bionic Beaver)"
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
PRETTY_NAME="Ubuntu 18.04.3 LTS"
VERSION_ID="18.04"
HOME_URL="https://www.ubuntu.com/"
SUPPORT_URL="https://help.ubuntu.com/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
PRIVACY_POLICY_URL="https://www.ubuntu.com/legal/terms-and-policies/privacy-policy"
VERSION_CODENAME=bionic
UBUNTU_CODENAME=bionic

はい.次に色々インストールをします

sudo apt update
sudo apt install -y ghex # バイナリエディタ
sudo apt install -y qemu # エミュレータ
sudo apt install -y nasm  # x86を対象としたアセンブラ

後は書いていくだけみたいなのでやっていきます

Githubにレポジトリを作ったので,何日目にこんなところで詰まったんだなとか思いながら温かく見守って下さい

https://github.com/diohabara/dOS

参考

GitbookとGithub Pagesを使ってMarkdownで書けるブログを作りました

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背景

GitbookとGithub Pagesを使ってローカルで編集したMarkdownファイルからオンライン上で自分の勉強に関するメモを共有できるものが作りたいと思いました

最初はGitbookに全てを書こうと思っていたのですが,インライン数式を"$$"で囲う必要があったのが思った以上に面倒でした

またそのため,Markdownファイルを他で使うこともできずもったいないのでより汎用的な形式で書きたいと思いました

それならばGithub Pagesで数式を書いてしまおうと思ったのですがそれもレイアウトが美しくなく(自分にフロントの経験があれば良いのですが,その勉強をするのも大変なので)上手く両者の良い所取りができるものはないかと探した結果両者を合わせて使うことになりました

どういうものがほしかったのか

ほしいものの条件は以下の通り

  • 数式とコードが普通のMarkdown形式で書ける(再利用可能)
  • ローカルで書けてオンラインで共有できる
  • 他人が編集することが可能

GitbookとGithub Pagesを選んだ理由

なぜ両者を使うことになったかというと他のサービスで上の3条件のどれかが満たせるものが見つからず,両サービスを使うと両立ができるからです

  • Gitbookはmarkdown形式でファイルを書いてそれを使って電子書籍が書けます
    • gitを使って管理するので他の人と共同で編集できます
  • Github Pagesもgitを使ったサービス
    • 自分で設定ができる範囲が広い
    • しかも独自のドメインが使えるので後々便利

また,どちらも仕様が分かっているサービスで新たに学ぶ点が少ないのも選んだ理由

どのような手順でこれをするか

環境構築

npmというNode.jsのパッケージ管理ツールを使います

自分の環境は以下の通りです

NAME="Ubuntu"
VERSION="18.04.3 LTS (Bionic Beaver)"
ID=ubuntu
ID_LIKE=debian
PRETTY_NAME="Ubuntu 18.04.3 LTS"
VERSION_ID="18.04"
HOME_URL="https://www.ubuntu.com/"
SUPPORT_URL="https://help.ubuntu.com/"
BUG_REPORT_URL="https://bugs.launchpad.net/ubuntu/"
PRIVACY_POLICY_URL="https://www.ubuntu.com/legal/terms-and-policies/privacy-policy"
VERSION_CODENAME=bionic
UBUNTU_CODENAME=bionic

次にnodejsnpmについてインストールします

sudo apt install -y nodejs npm

上手くインストールができない場合があるらしいので,エラーが出たら頑張ってください...

それが終わったら,次にgitbookをインストールします

sudo npm install -g gitbook-cli

-gを付けるかどうかはインストール先をグローバルな場所にするかどうかによります.僕はどこでも使うので付けましたが必要ないという人は付けない方が後々面倒に成るかもしれないらしいので気を付けて下さい

Gitbookの使い方

試しに架空のsampleというフォルダを作ってその中でGitbookを作る方法を試してみましょう

$ mkdir sample && cd sample # sampleフォルダを作り,そこへ移動する
$ gitbook init # gitbookを始める
warn: no summary file in this book 
info: create README.md 
info: create SUMMARY.md 
info: initialization is finished 
$ ls # 中身を確認
README.md  SUMMARY.md
$ cat README.md # README.mdの中身を確認
# Introduction

$ cat SUMMARY.md # SUMMARY.mdの中身を確認
# Summary

* [Introduction](README.md)

という風になっています

SUMMARY.mdがフォルダの構造を示すようになっています

SUMMARY.mdを編集して,gitbook initをするとそれに合わせたフォルダ,ファイルを生成してくます

試しにSUMMARY.mdを編集してみます

$ cat SUMMARY.md # SUMMARY.mdを次のように編集
# Summary

* [Introduction](README.md)
* [hoge](hoge/hoge.md)
    * [hogehoge](hoge/hogehoge.md)

$ ls # hogeフォルダが生成されている
hoge  README.md  SUMMARY.md
$ ls hoge/ # hogeフォルダにはhoge.mdとhogehoge.mdが生成されている
hogehoge.md  hoge.md

SUMMARY.mdを書いてから,それに合わせて適宜ファイルを編集するといい感じになるはずです

book.jsonを追加してプラグインを書くことも可能です.最後に自分のbook.jsonを書いておきます

書いた内容を反映するには以下のコマンドを打って下さい

gitbook install

ローカルで出来上がったGitbookを見るにはgitbook serveを実行します.ブラウザ上のURL欄にhttp://localhost:4000/と打つと見ることができます.ちなみにここで作ったファイルは_bookディレクトリ内のものです

最後にビルドをします

gitbook build

これでビルドはできますが,ビルド先のデフォルトは_bookというディレクトリです.これを例えばdocというディレクトリにするには

gitbook build . doc # gitbook build <ビルド対象ディレクトリ> <ビルド先>

というコマンドを打ちます

Github Pages

<ユーザー名>.github.ioというレポジトリをGithub上で作るとそれがそのままGithub Pageになりホームページとして公開されます.しかし,この場合多少の不都合が有ります

下の写真はdiohabara.github.io(僕のGithubのユーザー名はdiohabaraなので)におけるGithub Pagesのソース部分を選択する項目ですが,この場合このレポジトリ内の全てのコードが使われてしまいます

一方,cs-recapというレポジトリ内のSettings→Github PagesではちゃんとSourceという項目を選択できます

cs-recapというレポジトリ内にあるdocsというフォルダを選択すると,diohabara.github.io/docsというURLでdocs以下のファイルのみがホームページ上で公開されます

これによりGitbookで生成する_bookの部分だけを公開でき,無駄にREADME.mdSUMMARY.mdを公開しなくて済むようになります

また,公開する際にGithub Pages側からJekyllだと思われると不都合があるようなので以下のコマンドで.nojekyllファイルを加える必要が有ります

touch .nojekyll

book.jsonの設定

後回しにすると言ったbook.jsonの設定について書きます

自分は以下のように書きました

{
  "title": "CS-Recap",
  "plugins": [
    "katex@git+https://github.com/gaoxiaosong/plugin-katex.git",
    "copy-code-button",
    "search-pro-kui",
    "custom-favicon",
    "image-captions",
    "japanese-support",
    "advanced-emoji",
    "-lunr",
    "-search",
    "-sharing"
  ],
  "pluginsConfig": {
    "favicon": "img/favicon.ico"
  }
}

それぞれ説明するのは面倒なので端折りますが,大事なのはmathjaxの場合,レンダリングに時間がかかりすぎるのでkatexにしたという点です

加えて,デフォルトのものだとインラインで書く際に"$$"で囲う必要があるので有志の方が改造したバージョンを使っているという点です

"katex@git+https://github.com/gaoxiaosong/plugin-katex.git"と書いてある部分がそれです

実際の画面

以下のコードが書かれたMarkdownファイルはビルドされると次のようになります

コード

実際の画面

これを見るとかなりいい感じなのでは?

まとめ

GitbookGithub Pagesを使えばドキュメントをキレイに公開できるのでおすすめです

他にももう少し改造できるらしいですが,これで結構満足しているので十分かも知れません

かなり気に入っているのでそのうちカスタムドメインを取るかもしれません

参照

Firefoxのビルド方法

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動機

EEICの後期実験で「大規模ソフトウェアを手探る」というものを取りました

この実験はチームに分かれて(最低限の目安として)10万行以上のソースコードのソフトウェアの改変,拡張をするというものです

僕はここで以下の点からブラウザのソースコード手探ってみたいと思いました

  • 個人的に改善したい点がある
  • Rustを使っていたりセキュリティに注力していたり技術的に面白そう
  • 非営利団体であるMozillaによって運営されている(他己的な点)
  • ブラウザで使われている技術が幅の広いことから自分でも貢献できる部分はあると思った

というわけで実際にビルドするまでの解説です

ビルド前のSetup

基本的には公式のFirefoxのビルドに関する記事に従います

ただ,自分の環境ではところどころエラーが出たのでそれに関しても適宜話したいと思います

まずはビルド用のディレクトリを作ります

cd && mkdir src # srcでなくてfirefoxでも良い
cd src

bootstrap.pyというファイルをダウンロードし実行します(vscオプションはgitで管理がしたい人のみでそうでない人は付ける必要はありません)

wget https://hg.mozilla.org/mozilla-central/raw-file/default/python/mozboot/bin/bootstrap.py -O bootstrap.py
python bootstrap.py --vcs=git

実行をすると

Please choose the version of Firefox you want to build:
  1. Firefox for Desktop Artifact Mode
  2. Firefox for Desktop
  3. GeckoView/Firefox for Android Artifact Mode
  4. GeckoView/Firefox for Android

と聞かれます

Artifact ModeC/C++ソースコードをいじらない人用らしいので僕は2を選択しました

このときに以下のようなエラーが出てきた時は

Executing as root: sudo pip install --upgrade Mercurial
Traceback (most recent call last):
  File "/usr/bin/pip", line 9, in <module>
    from pip import main
ImportError: cannot import name main
Traceback (most recent call last):
  File "bootstrap.py", line 194, in <module>
    sys.exit(main(sys.argv))
  File "bootstrap.py", line 185, in main
    dasboot.bootstrap()
  File "/tmp/tmp0g3sqwqd/mozboot/bootstrap.py", line 451, in bootstrap
  File "/tmp/tmp0g3sqwqd/mozboot/base.py", line 553, in ensure_mercurial_modern
  File "/tmp/tmp0g3sqwqd/mozboot/debian.py", line 184, in upgrade_mercurial
  File "/tmp/tmp0g3sqwqd/mozboot/base.py", line 354, in run_as_root
  File "/home/denjo/.pyenv/versions/3.6.8/lib/python3.6/subprocess.py", line 311, in check_call
    raise CalledProcessError(retcode, cmd)
subprocess.CalledProcessError: Command '['sudo', 'pip', 'install', '--upgrade', 'Mercurial']' returned non-zero exit status 1.

/etc/apt/sources.list.d/というディレクトリ内のファイルが悪さをしている可能性が有ります

ここはaptapt-getで入れたパッケージの管理ファイルが入っている場所なのでいらなそうなものは消しましょう

僕は全部いらなそうだったので全て削除しました

cd /etc/apt/sources.list.d
rm -rf *

これでエラーが消えました

その後,

How would you like to continue?
  1. Install a modern Mercurial via pip (recommended)
  2. Install a legacy Mercurial via apt
  3. Do not install Mercurial

という選択肢が出てきます

1で試した所エラーが出たので3でやったところ上手く行きました(こわい)

その後,RETURNキーを押すように言われるので言われるがままに押します

そして色々質問が出てきます.

質問形式はYES/NOです.僕は全てyと答えました

下のような文言が出てきたら準備は完了です.次はソースコードcloneしてビルドをします

Installing Stylo and NodeJS packages requires a checkout of mozilla-central.
Once you have such a checkout, please re-run `./mach bootstrap` from the
checkout directory.

ソースコードのダウンロードとビルド

ソースコードのダウンロード

以下のコードでソースコードをダウンロードすることができます

hg clone https://hg.mozilla.org/mozilla-central
cd mozilla-central

オプションに関して

C/C++のファイルを扱わない場合は以下のオプションを./mozconfigに書き込みます

# Automatically download and use compiled C++ components:
# This option will disable C/C++ compilation
ac_add_options --enable-artifact-builds

# Write build artifacts to (not mandatory):
mk_add_options MOZ_OBJDIR=./objdir-frontend

もし,デバッガを使う場合は以下のコードも

ac_add_options --disable-optimize
ac_add_options --enable-debug

いざビルド

最後に以下のコマンドでビルドをします

./mach build

すると以下のようなエラーが..

 0:09.93 ERROR: Cannot find cbindgen. Please run `mach bootstrap`,
 0:09.94 `cargo install cbindgen`, ensure that `cbindgen` is on your PATH,
 0:09.94 or point at an executable with `CBINDGEN`.
 0:09.99 *** Fix above errors and then restart with\
 0:09.99                "./mach build"
 0:09.99 client.mk:111: recipe for target 'configure' failed

ということなので

./mach bootstrap

cargo install cbindge

をします(ちなみに僕は下から読んで焦ってcargoの方からしました)

./mach bootstrapを済ませると

Your system should be ready to build Firefox for Desktop!

というメッセージが...(わくわく)

そして再度

./mach build

をしてみます

夜中に実行して朝見てみると...

If filing a bug, please include the full output of mach, including this error
message.

The details of the failure are as follows:

IOError: [Errno 28] No space left on device

というエラー文が...

どうやら容量が足りなかった模様...

容量の確認

なのでビルドする前には容量の確認をした方が良いでしょう

ncduコマンドを使うと下のようにグラフィカルに容量が確認でき,またvimキーバインド,十字キーディレクトリの移動も可能です

だからncduを以下のコマンドでインストールして先に確認を済ませてから./mach buildをしましょう

sudo apt install ncdu

iキーを押すと詳細も表示してくれます

再びビルド

./mach build

をします

エラーなしで完了した場合

./mach run

をすると以下のような表示が出て成功です

初回のビルドの時間は大体20分でした

メモリは16GBで,CPUはCore i5 vPro 第8世代のPCで行いました

UbuntuでKindleを見る方法

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背景

今までKindleを見ていたiPadの電源コードが断線しました

コードを買うお金もなかったのでUbuntuで見られる環境を作る必要がありました

方法

Ubuntu用にKindleが見られるアプリケーションはないので,Windowsアプリケーションを擬似的に実行できるWineを使います

Wineのインストール

sudo apt install wine-stable

これでインストールは完了するはずです

そして,下のようにWindows Versionの部分をWindows8.1にします

そしてKindle for PC(Windows)をダウンロードします

ここで注意するのはAmazonのHPにあるアプリケーションだと上手く行かないので上のURLのものをダウンロードすることです

次にダウンロードした直後ならばアプリケーションはDownloadsディレクトリにあるので,

wine Downloads/kindle-for-pc-1-17-44183.exe // kindle-for-pc-1-17-44183.exeはインストールしたファイル名と同じものを入力してください

とすると起動します

もし簡単に起動したいのならばホームディレクトリ直下にkindle-for-pc-1-17-44183.exeを移動させます.そうすると

wine kindle-for-pc-1-17-44183.exe

で起動できるようになります

文字化け問題

このままでもいいのですがおそらくそのままだと,以下のような文字化けが発生していると思います

これを解決するためにwinetricksというソフトを入れます

sudo apt install -y winetricks

そして,起動させます

winetricks

winetricksを起動させたら

  • Select the default wineprefixを選びOK
  • Install a fontを選びOK
  • cjkfontsをインストール

します.なお度々エラー文が出てきますが無視してOKしましょう

そして,WineからKindleを起動させると

文字化けが解決しています

面倒なのでUbuntuをとっととやめたいと思ったという話でした(お金がないのでメモリが16GB以上のMacが買えない)