# Terminal周りをいい感じに変えてみる
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動機
Terminal周りを適当に使っていたのですが,これを改善すれば生産性が上がるのではということで改善してみます.
Terminal emulator
alacritty
というemulatorを使うことにしました.
理由は描画が早いらしいからです.公式サイトを見てどうこうします.
sudo add-apt-repository ppa:mmstick76/alacritty sudo apt install alacritty
Shell
zsh
に変えようと思います.理由は気分.同じものだけ使っているのもなんだかなぁと思ったので.
以前fish
に変えた時は変わりすぎて困ったので,間を取ってzsh
に.
sudo apt install zsh -y sudo chsh -s zsh
設定に関してはここで詳しく解説されています.自分はzshrc
に書くことにしました.
ここに従っていい感じに補完出来るようにしました.
Commands
次はcommandsです.これに関してはRust製のものが"better commands"という感じだったので採用しました.後,cargo
すごい.
最初にrustup update
で最新のコンパイラにしておきましょう.
starship
- シェルがいい感じになる.
cargo install starship
- シェルごとに設定を加える方法をインストール後に教えてくれるのでそれに従う.
exa
ls
やtree
の代替.見やすい.cargo install exa
bat
cat
の代替.コードのハイライトが付く.cargo install exa
tokei
wc
の代替.見やすい.cargo install tokei
fd
find
の代替.早い.cargo install fd-find
ripgrep
(コマンドはrg
)grep
の代替.早い.Rest In Peace...cargo install ripgrep
.zshrc
ここまでの変更を踏まえて.zshrc
にいい感じに書き込みます.
export LANG=ja_JP.UTF-8 eval "$(starship init zsh)" autoload -U compinit compinit alias ls="exa -lha" alias lg="exa -lha --git" alias lt="exa -T --git-ignore" alias cat="bat -A" alias wc="tokei" alias find="fd" alias grep="rg"
完成.
# 留年しても分かるPythonのshallow copyとdeep copy
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shallow copyとdeep copyの違いとか曖昧だけど必要になったら毎回ググればえーやろ^^
という精神で生きていたらググれない状況でそれを聞かれて破滅しました.こんなのも分からず生きていてごめんなさい...と思いましたが,他人がこれを知らなくても許せる優しい人間になりたい.
人にやさしく自分に厳しい人間になるのが夢です.
...俺を反面教師にして「ググったらえーだけやろ」という考えは捨てろ!今すぐだ!
そもそもPythonの代入文は
Pythonの代入文ではmutableなものはアドレスをコピーしているだけなので
# coding: utf-8 b = a = 123 b += 456 print("a = {}, b = {}".format(a, b)) d = c = [1, 2, 3] d.append(4) print("c = {}, d = {}".format(c, d)) f = e = "ariga10" f += "10" print("e = {}, f = {}".format(e, f))
と書くと出力は
a = 123, b = 579 c = [1, 2, 3, 4], d = [1, 2, 3, 4] e = ariga10, f = ariga1010
となります.リストはmutableなのでアドレスのコピーが変数に代入されて,それ以外はimmutableなオブジェクトなので値が代入されるというわけです.
mutableなものとしてはlist
, set
, dict
が挙げられます.
Copy
copy
というモジュールにあるcopy()
というメソッドを使うことで新しいオブジェクトを作り,この問題を解消できるのです.
しかし,ここにも問題があります.copy
にはshallow copyとdeep copyという違いがあることです.
ふざけるなよ...?なんで2つあるんだよ^^;
ちなみに,組み込みメソッドのcopy()
はshallow copy?だからPythonは嫌いなんだよ^^;
まあ落ち着けよ俺^^;
挙動
下のようなコードを書きます.
# coding: utf-8 import copy a = [1, 2, [3, 4]] b = copy.copy(a) b[0] = 29 b[2][0] = 4649 print("a = {}, b = {}".format(a, b)) c = [5, 6, [7, 8]] d = copy.deepcopy(c) d[0] = 810 d[2][0] = 114514 print("c = {}, d = {}".format(c, d))
これを実行すると以下のような結果を得ます.
a = [1, 2, [4649, 4]], b = [29, 2, [4649, 4]] c = [5, 6, [7, 8]], d = [810, 6, [114514, 8]]
copy.copy()
はshallow copy,つまり,mutableなオブジェクトの中のmutableなオブジェクトに関してはアドレスしか返さないです.
一方,copy.deepcopy()
はdeep copy,つまりmutableなオブジェクトの中のmutableなオブジェクトに関しても同じオブジェクトを作成して返します.
このコードでは変数a
内のリストを参照した値がb
のリストに入っているので,b
のリストの要素が変更されるとa
にまで影響が及びます.
図示すると下のようになります.
まとめ
- Pythonではmutableな値とimmutableな値のcopyには細心の注意を払おう
- ググればええやんは面接では通じないし,ググらなくてもいいようにした方がいいよ(N=1)
- 留年しそうになると頭がやられます
# 電気回路が分からなくても分かるC言語のUnionとStructの違い
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もう電気回路なんてしないなんて言わないよ絶対(なんて言わないよ絶対)
電気回路←うわぁ
前回インターンしようと思った会社のCTOが電気系でうわぁ...と思ったら案の定落ちていました.
もう電気のことなんか考えたくもないのでC言語の話をします.
UnionとStruct
なんかこいつら(union
とstruct
)似てないか?と思う人もたくさんいると思います.
ちなみに去年の今頃は僕もそう思っていませんでした.というか自分が授業をやるならアルゴリズムとかよりもこういう似ている気がするけど実際は違うものの違いを聞くと思います.
まぁそんなことはさておき,こいつらの違いはアドレスを出力してしまえば簡単に分かります.
下のようなコードを書きます.
#include <stdio.h> #include <stdint.h> typedef union union_t { int8_t i8; int16_t i16; int32_t i32; int64_t i64; } myUnion; typedef struct struct_t { int8_t i8; int16_t i16; int32_t i32; int64_t i64; } myStruct; int main (void) { myUnion u; myStruct s; printf("Address\n"); printf("\n"); printf("Union's i8 = %p, i16 = %p, i32 = %p, i64 = %p\n", &(u.i8), &(u.i16), &(u.i32), &(u.i64)); printf("Struct's i8 = %p, i16 = %p, i32 = %p, i64 = %p\n", &(s.i8), &(s.i16), &(s.i32), &(s.i64)); printf("-------------\n"); printf("Union & Struct's Size\n"); printf("\n"); printf("myUnion's size = %zu\n", sizeof(myUnion)); printf("myStruct's size = %zu\n", sizeof(myStruct)); printf("-------------\n"); printf("Sizes of types\n"); printf("\n"); printf("i8 = %zu, i16 = %zu, i32 = %zu, i64 = %zu\n", sizeof(int8_t), sizeof(int16_t),sizeof(int32_t), sizeof(int64_t)); return 0; }
こいつをgcc
でコンパイルして実行してやると以下のような出力を得ます.
Address Union's i8 = 0x7fffbb250d48, i16 = 0x7fffbb250d48, i32 = 0x7fffbb250d48, i64 = 0x7fffbb250d48 Struct's i8 = 0x7fffbb250d50, i16 = 0x7fffbb250d52, i32 = 0x7fffbb250d54, i64 = 0x7fffbb250d58 ------------- Union & Struct's Size myUnion's size = 8 myStruct's size = 16 ------------- Sizes of types i8 = 1, i16 = 2, i32 = 4, i64 = 8
出力解説
Address
の出力から分かるようにunion
はアドレスが全て同じで,struct
はアドレスが全て違います.
次にUnion & Struct's Size
を見てみます.ここからは(当然?)使っているメモリの大きさが異なります.
最後に各型の大きさが違うことが分かります.
結論から言ってしまうと,union
はメンバーの型のうち最大のもののメモリ領域を確保して,メンバーのいずれかに値を格納します.
一方,struct
はメンバー変数のメモリ領域をそれぞれ確保して,それぞれに別々の値を格納します
図示すると下のようになります.
Padding
ただ,今回全てのtypeの大きさを足すと1 + 2 + 4 + 8 = 15
bytesです.しかし,myStruct
の大きさは16 bytesです.
C言語では処理系(gcc
やclang
など)によってパッディング(アラインメント)2と言って構造体内の奇数の大きさの型の大きさを偶数にすることがあります.
ここではint8_t
が1 byteなのでパッディングされて2 bytesになっているのでしょう.
まとめ
union
は複数の型を選んで使えるようにメモリを共有しているstruct
は複数の型を同時に格納できるようにそれぞれにメモリを格納している- パッディング(アラインメント)によってメモリの和がそのまま
struct
のメモリの大きさになるわけではない - 電気回路を二度と勉強したくない
# Scalaジョブが欲しい
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関数型プログラミングがしたい
業務で関数型プログラミングがしたいです.理由は書いていて楽しいからです.
それだけの理由で仕事先を探しているのです1が,仕事を見つけるためにはスキルが必要です.
ということでScalaのスキルを身につけるべく,Scalaを勉強中.
Scalaのインストール
ドワンゴはScalaで有名なのでその資料2を使ってScalaでHello Worldをします.
現実のScalaアプリケーションでは、Scalaプログラムを手動でコンパイル1することは非常に稀で、標準的なビルドツールであるsbtというツールを用いることになります。
という文章に従って,とりあえずsbt
をインストールします.
公式HPに従ってインストールをします.
echo "deb https://dl.bintray.com/sbt/debian /" | sudo tee -a /etc/apt/sources.list.d/sbt.list curl -sL "https://keyserver.ubuntu.com/pks/lookup?op=get&search=0x2EE0EA64E40A89B84B2DF73499E82A75642AC823" | sudo apt-key add sudo apt-get update sudo apt-get install sbt
これでインストールは完了したっぽいです.
次にHello Worldをします.sbt console
でREPLを開始し,
println("Hello, World!")
で完了です.
仕事を見つけるまで死にません...
-
本当は親からの仕送りがもらえず銀行口座に75円しかないので金がほしいというのもあります.↩
# C++でrot関数
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ROT13とは?
前に触れたことがあるんですが, 暗号化の手法です
アルファベットを13文字分ずらす手法のことをROT13言います
今回はROT13を拡張子, 13以外でも利用できるようにしてC++で実装します
実装
実装は下のrot
のようにしました
C++をよく分かってなさすぎたんですが, Cで言うgetline
的な関数があったんですね...(前回の実装も同じようにすればよかった...)
この関数では引数に文字列と文字列をずらす数を取ります. 文字列のうちアルファベットだけをずらし, それ以外の文字はそのままにするということにしました
#include <iostream> #include <string> std::string rot(std::string, int); int main(int argc, char const* argv[]) { std::string input; std::getline(std::cin, input); auto output = rot(input, 13); std::cout << output << std::endl; return 0; } std::string rot(std::string input_str, int rot_num) { std::string res = ""; for (auto& ch : input_str) { if ('a' <= ch && ch <= 'z') { res += ((ch - 'a') + rot_num) % 26 + 'a'; } else if ('A' <= ch && ch <= 'Z') { res += ((ch - 'A') + rot_num) % 26 + 'A'; } else { res += ch; } } return res; }
実行してみると以下のように動きます
$ g++ -o rot rot.cc $ ./rot eeic is the BEST!!! rrvp vf gur ORFG!!!
ちなみに
未だに命名規則がよく分かっていないので間違えているかも...