米国(短期)留学週記~初週~
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多方面に迷惑をかけてStanfordで短期留学しています.その記録(生き恥)
授業が始まるまで
日本時間金曜日に出発して現地時間金曜日に到着しました
隣にいた日系イギリス人が同じプログラムに参加をしていて,ルー大柴語(正確には日本語で話すターンと英語で話すターンがあった)を話しながら米国に到着.VISAなど心配でしたが特に問題はなかったです
入国審査のときにトイレをめっちゃ我慢していて,"How are you?"と審査官に聞かれたときにトイレ行きたいと言ったら速攻で審査が終わりました.サンキュー
近くのホテルに泊まったのですが,最初はお金がなくて"Tinder"1で泊めてくれる人を探そうとしていました 結局さっきのイギリス人と同じホテルに泊まりました(治安が悪いらしいのでやめて正解でした)
CaliforniaはUberの世界っぽく,基本的にはUberでこの日は移動していました(いやLyftの世界?)
翌朝,土曜日にチェックインをして大学の寮に入りました.怒涛のオリエンテーションがあり,全く疲れが取れない... 寮に他にも日本人がいるとわかり,知り合いの知り合いだったらしく世界は狭いなと
日曜日は近所のウォールマートで日用雑貨を買っていました.キャンパスが広いので自転車を買おうと思ったのですが(一応キャンパスでも借りられますがこっちの方が安いらしい)お金がなかったのを忘れていました...
結局プロテインを大量に買いました,.日本に帰ったらマッチョになろうと決心しました
月曜日
この日から授業が始まりました
大学が広すぎて普通に遅刻しました(夜更かしをしましたからです)
授業後は図書館でダラダラしていました.キャンパス内での時間がすごくゆったりしていて良いです(と思っていたのはこの日くらいまで)
その後
最初は「アルゴリズム」と「機械学習」と「コンピュータシステム」と「ウェブ」に関する授業を取ろうと思っていました(全部で17 units)
しかし,よくよく周りの東大生に話を聞くと12 units以上必要なのはfull-timeの生徒だけで,東大生は8 unitsでよかったらしいです(道理で課題が重すぎるわけだ...)
日本からの課題も重く,最終的に「アルゴリズム」と「離散数学」の授業を取ることにしました
EEICには離散数学の授業はないのでちょうどいいかもしれないですね?(内容的にはちょくちょく触れてはいるけどガッツリはやらない)
授業に関して
1周間しかまだおらず,中間試験や期末試験なども終わっていないのですが今の所感じたところを述べていこうかなと
スライド
Stanfordの授業はおそらく授業ごとにスライドが予め作られていて,毎年それがマイナーチェンジされているようです
日本だと授業が同じでも教授ごとにスライドが違いますが,こっちは授業ごとに講師は変わってもスライドはいつも毎年同じっぽいです(もしかしたら院生が付いている教授のスライドを使っているだけ?)
これは結構理に適っているなと思っていて,大手の予備校,学習塾などもこの制度を導入していますし,additionalな部分は教授の裁量に任せ,テストに出すcoreな部分はスライドで統一するというスタイルは教授が変わっても授業の質が落ちにくく,大学院生などがしてもあまり授業のレベルは変わらないので良いです(これはスライドがよく練られている場合の話ですが)
後,日本の授業は非常に内容が簡潔にまとめられている場合が多いように感じますが,こちらの授業は行間がしっかり詰まっているように感じわかりやすいです
授業風景と質問
僕が受けているのがComputer Scienceの授業だからか知りませんが,一般に言われるようなdiscussionが頻繁行われる授業ではないです
むしろ普通にスライドを読んでいる感じです
ただ,生徒が質問をする(もちろん「自分はこれ知っているんだぜ?」みたいな質問もあります笑)ことが多いので授業のライブ感みたいなのはあります
そのため,授業に出るのも面白いです(ただのスライド読み上げだと家で読んでも変わらないので)
講師の方も質問のしやすい雰囲気を作ったり,どんな質問も丁寧に答えていらっしゃるので学生側も質問がしやすくてよいと思いました
また,Piazzaというサイトを使って,授業後に質問を匿名,実名を選択して行えます.Office Hoursも充実していますが,質問をする環境というのを大学側が非常に整えてくれているのはありがたいです
日本の場合,質問がしたいなぁと思っても授業後は列ができて次の授業が始まってしまったり,専用のフォーラムがなく先生も質問を積極的に受け入れる姿勢が見られない(もちろん生徒である僕らも積極的にする必要がありますが)のでこれはちょっと見習ってほしいなぁと思います
ちなみに,航空学科から来ていた人曰く
「航空の授業は最前列にいる人しかわかっていないが,最前列にいる人にしか教授が質問をしないのでわかった前提で話が進む」
らしいです(n=1)
課題
課題は多いです
EEICの課題は「簡単なのがたくさん出る」or「重いのがいくつか出る」という印象ですが,こちらの課題は「簡単なものからそこそこなのまでがたくさん出る」という感じです(初週でこれなのでこれからどんどん難しくなる??)
嫌いな電気系じゃないので
日本の課題と合わせてめっちゃメンヘラになっていますが,単体なら別に3,4科目あってもなんとかなる気がしますね(というかEEICの課題が忙しい時期と初週が被ったからで基本的には余裕がありそう)
全般
東大も授業サイト,ITC-LMS,Utasとサイトがばらばらで分かりにくいですが,こっちは授業サイトはすべてhttps://web.stanford.edu/class/
にまとまっているのでそこはありがたいです.
ただ,履修はAxessという別のサイトで行ったり,質問はPiazzaだったりしてそこらへんどうにか統合できないのか...と思ってしまいます(授業によってはGradescopeというサイトも使わさせられる...)
ここらへんの煩雑さは世界共通なんでしょうかね〜どうにかして〜〜
授業はvideoで撮ってあり,remoteでも受講できるというのはかなり良いですね
これは日本でも導入してほしいと思いました
授業サイトの"Overview"というページが非常に便利で,毎授業のスライドがまとめられていたり,教科書の読むページが指定されていたり,配布資料が載っていたり...端的に言って神
金をかけるとこういうのは実現できるんでしょうね〜〜
環境
食
いたるところに附属(?)の食堂があります
僕がした契約では週14食で,毎食バイキングです
時間が決まっており,毎日絶起をしている僕は朝食を食べられない()ので,昼と夕がデフォです
量は食えますが,味はそこまで期待しない方がいいかもしれません
たくさん食べられるので満足としておきます
住
夜中に「foooofoooo」言っている住民がいます
foooofoooo住民みたいな人たちは結構盛んみたいです.部屋は遮音性能0なので「インド人のあの子がオーストラリア人の彼と...」みたいな噂がすぐに流れます.ただ,幸い僕自身はそういうのに遭遇したことはないです
ちなみに先日寮でコンドームを配られていました
部屋には本棚と勉強机とベッド以外に何もないので広く感じます
ベッドは2段ベッドの1段目がないみたいな感じになっているので寝るとき不安です.下には旅行バッグを置いています
筋
ジムがいたるところにあり,筋トレがしやすいです
周り
休日は自転車か自動車があればマウンテンビューまで30分以内に着きます(by Google先生)
ただ,僕は自転車がないのでどこにも行けないです😠
1ヶ月分だけどこかのタイミングで借りて,外の世界を見てみたいです2
まとめ
食事・筋トレ・勉強をするくらいしかやることが基本的にないので圧倒的成長ができそうです
ここに来て思ったこと
- とにかく,来てしまったからには帰れないので頑張らないとなぁという感じです...タフになります!!
- EEICのアルゴリズムの課題が本当にできなくて萎えまくっているので,どうにかして挽回したい(する場所がない)
- 人に心を開くのが苦手過ぎるなぁと感じる中で,そんな自分に優しくしてくれる日本の友人にマジで感謝って感じですわぁ(感情と言動が一致せずにツンデレでごめんね😢)
- 学科の先生に多大な迷惑をかけているので勉強を頑張りたいなぁ...(こんなの書いている場合じゃないだろお前)
- 学費を出してくれた家族に恩返ししたいわね〜〜(何年越しになるんだろうか...)
- 学科の期末試験に行けない代わりに出された宿題をやらないと and
Skype
越しに期末試験をやっていただく先生に授業日程を知らせないと...